おはようございます。

今日は「真似る」ということについて、少しお話ししたいと思います。

己を知る
その前に――まずは「己を知る」ということがとても大切だと思っています。

ちょっと話がそれるかもしれませんが、僕はときどき腰が痛くなります。
そんなとき、腰をマッサージしてもまったく良くならないんです。

整体師の友人に相談したところ、「黒瀬さんは反り腰だから、腰じゃなくて
太ももの前をマッサージすると楽になるよ」と言われました。
最初は「腰が痛いのに太もも！？」と半信半疑だったんですが、
実際にストレッチポールを買ってゴリゴリやってみたら、びっくりするくらい楽になったんです。

これがまさに「人体の不思議」なんですよね。
やっぱり、自分の体や状態をちゃんと知っておくこと。
つまり、「己を知る」ってすごく大切だと感じました。

真似ることの大切さ
さて、ここからが本題です。
今日は「真似ることの大切さ」についてお話しします。

先週、賀詞交歓会の翌日にA様との商談に行ってきました。
ありがたいことに、先方から「ぜひ一緒に取り組みたい」と嬉しいお言葉をいただきました。

その商談にあたって、会社概要資料を初めて作って臨んだんです。
実は、これまで正式な会社概要がなかったので、「なんとか作りたい」と思い、
いろんな会社の資料を見て勉強していました。
でも、「これだ！」というものに出会えずにいました。

そんなとき、ある会社――Ｊ社のｉ社長が作られた資料を見て、「これだ！」と直感したんです。
シンプルだけど、想いがしっかり込められている。
「僕が目指していたのは、これだったんだ」と思って、そのまま真似させてもらいました。

完全コピーです。でも、それでいいと思っています。
あれこれ自分でこねくり回すよりも、まず「良い！」と思ったものを真似る。
そのほうが完成度は高く、時間もかからない。

実際、その資料を使って僕なりに熱を込めて当社の説明をしたとき、
「こんなにいろいろ取り組まれているんですね」と、お客様にとても喜んでいただけました。

真似ることの難しさ
昨日は、事務所でもちょっと嬉しい出来事がありました。
スタッフのＮさんが、粟の穂のサンプルを一生懸命つくっていたんです。
最初は「なんだろう、これは？」って感じのものが置いてあったんだけど、
よくよく見たら、それがすごく可愛くて、国産の粟の穂にしっかり想いが込められていたんです。
きびの穂も同じように、きれいに仕上げてくれていました。

「これ、完全に真似ができてるな」って思いました。
良いものを真似できる人って、実はすごいんです。

真似る力って、実は能力が高い人にしかできないこと。
まずは真似てみる。そこから自分のものにしていく。
そして、少しずつブラッシュアップして、自分のスタイルに変えていく。
それがやがて「オリジナル」になる。

だからもし、「何をしたらいいかわからない」とか「考えがまとまらない」と悩んでいる人がいたら、
まずは「真似る」ことから始めてみてください。

真似ることは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、真似できる人こそ、本当に力のある人です。

どんどん真似てください。
そして、真似たことをしっかり自分の中で育てて、
自分のやり方、自分の表現へと変えていってください。

今日も一日、よろしくお願いします。